売るべきは”モノ”ではなく”ストーリー” ’執筆屋あんちゃ’が語る「真の情報発信」とは? 

みなさんこんにちは!サトル(kabu_0719)です。

2019.7.21に岡山県倉敷市で開催された「岡山ブログカレッジ(通称:岡ブロ)」に行ってきました。岡ブロは毎月1度開催される、主に岡山で活動するブログに関わる方々が集まるイベントで、私は以前記事でも取り上げた「情報発信BARの講師・やぶなおさんの紹介で初参加でした。(同じく情報発信BARより3名ゆってぃふみをみせともも初参加)

今回の参加者の中では学生が我々4名だけで、その他の方は幅広い年齢層、性別の方が参加しておられ、総数も過去最多とのことでした。

そして講師は執筆屋のあんちゃさん。講演のタイトルは「ブログ3.0 応援される発信 孤独な発信」でした。

ブロガーとして成功するまでとした後、あんちゃさんが自身の人生を振り返りながら熱意をもって語ってくれました。

今回はそのハイライトとそこから私が得たことをお伝え出来たらと思います。

執筆屋・あんちゃとは?

まずは今回の講師、あんちゃさんについて紹介させていただきたいと思います。

執筆屋・あんちゃ 

1991年生まれ。北海道札幌市出身で大学卒業後上京し就職したものの、会社勤めに耐えられなくなり月収5万円・貯金30万円のときにブロガーとして独立。その後自身のブログが注目を浴び、多くのアクセスを集めるようになる。ブログに加えて著書『アソビくるう人生をきみに。』(2017 KADOKAWA)を刊行するなど執筆業と共に、自身主催のコミュニティや全国でトークイベントやセミナーに講師として参加。

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講演 『応援される発信 孤独な発信』

目次

  • 私がブログで夢をかなえて闇落ちするまで
  • 孤独で先の見えない発信
  • 情報発信で稼ぐということ
  • 信頼され、応援される発信

ブログを始めた理由

あんちゃさんがブログを始めたのは社会人生活2年目のころで、その簡潔な理由が

「暇だったから」

会場には笑いが起きましたが、これはホントに簡潔な理由でその根本は別の部分にありました。というのも、会社員生活に耐えられなくなり出社すらできなくなっていたあんちゃさんはイマと違った生き方を探すために様々な境遇の人と会って話をしていたそうです。

この時期が、あんちゃさん曰く”ソーシャル出会い厨”時代!(笑)

このときに出会った方がたまたまブログをしていて、勧められたのをきっかけに自身のサイトを開設しました。

ブログを始めるのに尻込みする方も多いかもしれませんが、あんちゃさんの場合は以前小学6年生の時から数年間ブログをやっていた(しかもそれが楽しかった)という経験(=ブログ1.0)がそのハードルを低くしていたそうです。

⇒この時期からあんちゃさんは自ら行動を起こして現状を変えようとしていたんですね。それだけ追い込まれていたのかもしれませんが、やはり自分の知らない人や世界に触れることで様々な”きっかけ”が生まれてくるということが分かります。

いきなり大成功!! 人気ブロガーの仲間入り!

こうしてブログを始めたあんちゃさんでしたが、過去に経験していることもあってか、みるみる成果を出していきます。

当初は会社に勤めながら空いた時間に作業をしていましたが、「もっとブログに時間を費やしたい。これ1本に賭けたい!」との思いから会社を退職します。(この時ブログ収益4万円・貯金30万円)(゚Д゚;)

⇒他人からみると無謀と思えるかもしれませんが、当時のあんちゃさんはそんなことは気にならなかったようです。(今思えばよくそんな決断ができたと感じているそうですが・・・)

こうしてブログ1本でやっていくことになったあんちゃさんは持っている時間のほぼ全部をブログに捧げていきました。独自のアプローチや歯に衣着せぬ論調の記事で度々話題となってブログへのアクセスや収入を伸ばしていったのです。(ブログ2.0)

ブログで生計を立てることができるようになり、あんちゃさんは当初の目標

息苦しい会社を辞めて、何もかも一人で決断して生きていく!自由になるんだ!

を達成しました。

当時のあんちゃさんの原動力となっていたのは、会社の役に立てなかったという”劣等感”やブログをやっていることを否定されることに対しての”復讐心”だったそうです。

⇒短期間に成果を出すための圧倒的作業量がもちろんあり、その上、他人がやらないこと(・下ネタ記事・企業を実際に訪問してのインタビュー記事・批判覚悟の断定口調など)を率先して実行していった結果の現れだといえます。周りと似たり寄ったりの話に興味を持ってくれる人は少ないですからね。

成功の先に待っていた”闇”

ここまでのあんちゃさんの話は「脱サラ➡ブロガーとしての成功物語」でした。こういった話には魅力がありますし、ブログを始めたり興味を持っている人の中にはここを目標としている人も多いのではないでしょうか? 実際、あんちゃさんもこういった目標を持って活動し、それを達成しました。しかし、その成功の後の話(ブログ3.0)が話題になることは少ないです。その部分を今回あんちゃさんがお話ししてくれました。

成功の先の”闇”

  • 大量の批判・中傷
    • 批判覚悟の論調が反感を買った
    • 成功している人に対しての妬み・嫉み
    • 事実無根の感情的な中傷(匿名)
  • 数字とノウハウ目当てに集まる人たち
    • 記事や商品の紹介を依頼されるが本人(あんちゃ)には興味がない
    • ノウハウを教える→音信不通(持ち逃げ)
  • 数字が落ちる恐怖
    • 数字を目標にしてきたため、その下落に恐怖を感じる(ブロガー共通の悩み)
    • 目先の利益・注目度を優先
  • 目標を失った恐怖感
    • 方向性を見失う
    • 燃え尽き症候群

人を信用できなくなる

間違った目標設定

この時、あんちゃさんは自身の目標設定が間違っていたことに気が付きます。特に、”自由”をはき違えていたと語りました。

当初は、何もかも自分で決断し、自分一人の力だけで生きていくことこそが自由だと感じていたあんちゃさん。しかし、その考えに基づいて行動した結果、ブログは成功したものの、人間不信に陥ってしましました。それは、善意から手を差し伸べてくれようとした人すら拒絶してしまうほどでした。

あんちゃさんが見失っていたものとは

損得をこえた温かみある繋がり

腹を割った人間関係

愛をもって向き合う

これらを見失っていた当時のあんちゃさんは「孤独な発信」をしていたのでした。

自身の自由も、誰かの支えによって成り立っていて、その人たちを大切にしていくことが本物の自由であることにあんちゃさんは気が付きました。

情報発信をする理由と使命

本物の自由について気が付いたあんちゃさんは自分が情報発信する理由について考えるようになりました。

ある日、自身のコンプレックスについてつづった記事に対してとある女子高生から長文のメッセージが届きました。そこには、「自分も同じ悩みを持っていること・記事を読んで勇気づけられたこと・自分もそのコンプレックスに立ち向かう決意を持てたこと」が書かれており、その熱意のこもった言葉はあんちゃさんの胸を強く打ちました。そして、自分が情報発信する理由とその使命は

自分の言葉で、誰かの苦しみが希望に変わるきっかけを作ること

であることに気が付いたそうです。

情報発信の理由と使命が明確になったことで、その発信スタイルにも変化が生じていきました。

断定口調をやめる

主観だけで語らない

弱みも葛藤もネタにする

使命に基づいた言葉選び

人の心が動く発信とは?

あんちゃさん曰く、人の心が動く発信とは

活動の背景や人生のストーリー

を盛り込んで伝えることができている発信だということです。あんちゃさんの場合は先ほどの使命に基づいた発信をすることです。

その手法として挙げられたのが、「ゴールデンサークル理論」「PREP法」です。

ゴールデンサークル理論

ゴールデンサークル理論とは2009年にTEDにてサイモン・シネック氏が『優れたリーダーはいかに行動を奮い起こさせるか』というスピーチをした際に提唱した理論で、より相手に伝わりやすく、のちの行動につながりやすい方法を図示したものです。

通常、多くの人は自分の伝えたいこと(WHAT)を伝え、それをどうやってしているか(HOW)を伝えます。その理由(WHY)に至っては伝えていない人が多いのだと言います。(青色矢印)

しかし、優れたリーダーにはこの順序を逆にして伝えることができるという共通点があります。なにかを伝えるときに、「なぜ」こうするのか、「どのように」実現するのか、そして「行動」することができており、周りの人々はその言動につき動かされます。(緑色矢印)

あんちゃさんの場合、使命=WHY ブログその他の活動=HOW 伝えたいこと=WHAT という具合になるかと思います。

Start with why — how great leaders inspire action | Simon Sinek | TEDxPugetSound
TEDより 日本語字幕付き

PREP法

PREP法とは文章やプレゼンテーションをする際に視聴者によりわかりやすく物事を伝えるための理論です。

まず、結論(POINT)を述べ、その理由(REASON)、具体例(EXAMPLE)の順番に伝えて、最後にもう一度結論(POINT)を述べるという方法論です。学校の小論文などでもこのような書き方を教わった人は多いのではないでしょうか?ただ、意識的にこれを実践できている人は少ないのが現状のようです。

あんちゃさんの解釈

上記のゴールデンサークルにおけるWHYの部分をあんちゃさんはWHOとも置き換えることができると考えています。情報発信においては、なぜ伝えるのかということと同時に「誰に伝えるのか」ということも大事になってきます。

誰に伝えるかが明確になれば情報発信の仕方も変わってくるでしょう。お年寄り向けの記事を発信するのにブログやTwitterで発信するのではなく新聞のほうが効果的なようにです。

また、2つの理論のうち、WHAT=POINT HOW=EXAMPLE WHY=REASON と置き換えることもできるとあんちゃさんは考えています。

これらの考え方を意識することで、より伝わりやすく心を動かす情報発信ができるようになるということです!

魅力的なストーリーとは?

上にお伝えしたように、人の心を動かす情報発信をするためには”なぜ”(WHY)が重要だとわかりました。

この”なぜ”は言い換えると” その人の ”ストーリー” ということになります。

なぜこうしたいと思ったのか。なぜこのことを伝えたいと思ったのか。そこには、その人にしかない思いやストーリーがあります。視聴者はそこに共感します。ストーリーを伝えることで自分の伝えたいことがより届きやすくなっていきます。

なにかモノを売るにしても、その性能を紹介するだけではなく、「なぜ、これを売りたいと思ったのか」というストーリーを付け加えることで、相手に思いが伝わるようになっていきます。

数多くの成功体験(サクセスストーリー)がこの世の中にはあふれています。しかし、その魅力的な物語にはほとんどといっていいほど”どん底”が存在しています。1話完結のヒーローアニメにすらまずは悪役にやられる場面があるはずです。だからこそ子供たちは熱中し、応援するのではないでしょうか?

あんちゃさんも自身のコンプレックス成功からの闇体験を発信したからこそ共感され、応援されるようになりました。

必ず谷底がある。そこに価値がある。

応援される発信とは

大儀(使命)を掲げ、情熱をもって

それを言葉に乗せていく

生き様そのもの

自分の弱みや葛藤さえもさらけ出し、なぜやるのかという確固たる使命をもって伝えることで、その情報発信は応援される発信になっていきます。(ブログ3.0)

講演を聞いて

今回、あんちゃさんのお話を聞き、知ったこと・感じることが多すぎるほどありました。まず、劣等感や復讐心といったネガティブな感情は強い原動力にはなるが、大局を見失いがちになり、仮に成功してもその先には相応の反応(誹謗・中傷、希薄な人間関係)しか返ってこないということ。これまで自分の意見を伝えるのが苦手で、自己肯定感の低かった自分にとって、意思や使命を持ち、他人との支えあいをしていくことの重要性を身にしみて感じました。

また、そのや意思や使命を誰にどうやって伝えていけばよいのか、そういった部分の思考法や実践法も学ぶことができました。

まだ自分は何者でもなく、人生経験も非常に少ないただの学生です。しかし、そんな自分でも経験してきたことがあり、どん底な気分も味わったことがあります。今後はそういった自分が経験したどん底の部分や、これから経験していく様々なことを周りにいる多くの人と共に発信していければと思っています。

今回は、はるばる岡山まで来て講演をしてくださったあんちゃさん、このような機会を作ってくださった岡ブロの運営の方々、そして、最後までお付き合いしてくれた読者の皆様への感謝の言葉で締めさせていただきます。

ありがとうございました!!

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