”感じて分かち合う” 『ハートドリブン』を読んで

こんにちは!サトル(kabu_0719)です。

今回は、私が読んだある本についてお伝えしていければと思っています。それがアカツキ 創業者の塩田元規さんの『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力』 という本です。

 

   

   

    

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(アカツキ?  塩田元規?  ハートドリブン?)

聞いたことがないという方も多いと思います。実際、私も作者の塩田さんのことを存じ上げませんでしたし、「ハートドリブン」なる言葉も聞いたことがありませんでした。 ではなぜ、この本に興味を持ったのかというと、それは周りの人がTwitterなどで絶賛していたからです。何をどう絶賛していたのかというと

「いままで自分の中にあったモヤモヤが晴れて心がすっきりした!」

という意見が圧倒的多数。なんだかふわっとしてますね(笑) ですが10月5日に出版されて以来、全国の書店では売り切れ続出。これには幻冬舎の編集者・箕輪厚介さんが編集を手掛けたことも起因しているようです。なにせ、これまでに手掛けた著作が軒並みヒットしている方でメディアへの露出も多いので人気もうなずけます。

ただ、ヒットしている理由はそれだけではなく多くの人の心に刺さっているということが感想から想像することができたため購入を検討していました。そんな折、先日イベントでお会いした山田さんがこんなツイートを。

山田さんとお会いしたイベントがこちら ↑↓

これはと思い、すぐさまリプライを送って本を譲っていただきました。山田さんは現在岡山県で活動されている起業家さんなんですが、弁護士を経て『ハートドリブン』の作者・塩田さんのアカツキに同社が上場するまで参加していたという経歴の持ち主です。世界って広くて狭いなあと感じました(笑)

山田さんが代表を務めるconote.inc のHP

レビュー 『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力』

ここから、私の読んだ感想をお伝えしていければと思います。以下が、私が一回読み終えたときの感想です。

”感じて、分かち合う本”

プロローグで、著者がまず述べたのがこの一文。

正解や、やり方を伝えるHow To本でもないし、上場企業CEOとしての僕のカッコつけた成功譚でもない。

むしろ、自分の葛藤や苦しさも全部さらけ出して書いた。

prologue  「これからの時代を生きるあなたに」より

著者のこれまでの人生という旅路の中で感じたこと、直面したことを真正面から読者に分かち合ってくれており、読み始めから期待がぐっと上昇。結果、その分かち合いは私の心に大きな変化をもたらし、その感情をこのブログを通じて著者本人や別の人へ分かち合おうという気分になってこの記事を書いている。

これは著者がこの本を通じて大きく自己開示してくれたからこその感情で、やはり他人から心をひらいてもらうためにはまずは自らが自己開示をするという「ギブ&ギブ」の精神が重要であることを気付かせてくれた。

世界は大きな変革期を迎えている

私たちが生きている「資本主義」の社会ではこれまで、合理的・効果的・効率的なものが重要視され、目に見えないもの・遊びや感情などの不合理なものは切り捨てられてきた。その中で、科学技術は瞬く間に進歩し、人々の暮らしはより便利で豊かなものに。生理的な欲求や安全・安心に対する欲求が満たされないことは日本のような先進国ではまず見られなくなった。

そうすると人々の欲求はより高次のものへとシフトしていくことになる。

「モノからコトへ」という需要の変化はよく言われるところだが、一体どういうことだろうか。技術の進歩によって市場から粗悪な製品は減り、一定の水準を超えたものがほとんどになった。人々が求めているレベルに達してしまったのである。より、「高性能な製品を」と技術者は思うが消費者はそこまでの「機能的価値」を(高価格で)求めていなかったのだ。

「便利さ(機能的価値)」への欲求が満たされた今、人々はそれ以外の欲求を満たそうとする。それが「心(感情価値)」である

その高まりを表すのがテーマパークや音楽フェスなどの非日常空間を味わえるエンターテインメントの人気だろう。これは、現実世界で人々の「感情価値」が満たされていないということの裏返しでもある。この「感情価値」はエンタメ産業だけでなくすべての産業で大切だ。その最たる例がアメリカ・アップル社である。

アップル社に「信者」といわれるほどの熱狂的ファンが世界中に存在していることを知っている人も多いだろう。新商品の発売日には店先に長蛇の列ができる。なぜそんなにも人気があるのか。機能的な価値が高いからだろうか。 もちろん、製品の機能性が高いことは言うまでもない。しかし、それ以外に大きな理由がある。

機能的な差別化の前に思想の差別化、意義・信念への共感。それが最初にあるべきだ

スティーブ・ジョブズはこのことに最初から気づいていたのだと著者は分析している。著者のアカツキもその考え方に共感し、コーポレートムービーを作成している。

アカツキ採用CM『SHINE A LIFE – さあ、世界を色づけよう。』90秒篇

「機能的価値」では、他の製品と比較され、劣っていれば顧客を失うことになる。顧客は費用対効果で製品を選ぶため、企業は品質や価格の競争から抜け出せなくなる。しかし、「ブランド」は顧客が企業の「ファン」となり、費用対効果のような合理性を超え、企業を応援してくれるのだ。企業の理念やコンセプト、ストーリーにファンは共感し、そこに「感情価値」を見出すのである。

この感覚はスポーツチームによく当てはまるかもしれない。

プロ野球でいうところの「広島カープ」。今でこそ強い球団だけど、ここ数年を除けば30年以上低迷していたチーム。試合に勝てなくても、スター選手を引き抜かれても(機能的価値)、唯一の市民球団として地域に根差し、若い選手を育成していくという理念(ブランド)のカープを広島の人たちは見捨てずに応援し続けてきたんだよなあ。

アカツキはモバイルゲームが主戦場ではあるけど、このスポーツ事業にも参入していてサッカーJ2の東京ヴェルディのメインスポンサーになっているんですよ!

「ハートドリブン」とは

そもそも、著書のタイトルになっている「ハートドリブン」はもちろん造語である。

心の「ハート」と 原動力という意味の「ドリブン」を掛け合わせている。

ハートドリブン”とは

人々が自分の内側のハートを原動力に活動してくこと

chapter 1 ワクワクやつながり。心の時代へのビッグシフト より

「ドリブン=原動力」 の対義語は 「インセンティブ=誘因」 である。

現在の社会の多くはインセンティブによって成り立っている。高い給料や福利厚生、実績給などである。個人の場合は試験に合格したら自分にご褒美を買うなどである。もちろん、モチベーションを高めたり結果を出すためにインセンティブを与えることは有効だ。しかし、このインセンティブの源・リソースは有限である。誰かの給料が上がれば他の人の給料が上がらないかもしれない。自社の売り上げが上がれば他社の売り上げが落ちるかもしれない。結果に左右されてしまうのである。極端な話、誰かが幸せになれば誰かが不幸になるというリソースの奪い合い「ゼロサムゲーム」になってしまう。

その反面、ハート(心、感情)は無限に湧き出てくるものだ。これを原動力とする「ハートドリブン」ならばリソースが無限にあるため奪い合いにはならない。さらに、もし結果が出なくても心に従って働くこと自体が幸せなため、結果に左右されにくい。むしろ、その幸せな感情は周囲に伝染し他人をも幸せにしてしまうのである。

”魂の進化”

「人は常にフィルターを通して世界を見る」

著書の中ではこの「フィルター」が様々な言葉で言い換えられている。それらは、「色眼鏡」、「観念」、「メンタルモデル」などである。これらのフィルターを通ってみる世界は本質とは違っていたり、感じ方が本心とは異なっていることが多々ある。

解決策の一つが、ミクロの「虫の目」マクロの「鳥の目」トレンドの「魚の目」という3つの目を持ち、多角的に視点でその物事を見つめることである。

次の解決策が「メタ認知」と呼ばれるものだ。メタ認知は自分の感情や観念を見つめたり、そのパターンを認識することである。これを行うことで、自分の本当の感情に従って行動を起こすことができるようになる。

思考はよく自分に嘘をつく。自分を無理やり納得させる。

感情はフィルターを通って思考に変わる。そのフィルターは本能的なもののため、無意識の場合思考が感情と異なっても気づかない場合が多い。それが良い方向に進むこともあるが、自身の成長や進化を妨げてしまっている場合がある。そのフィルターや観念を著者は「モンスター」と呼ぶ。これに気づかないまま自分の本当の感情を抑え続けていると、いつかそのひずみが出てしまう。

「感情を鍵に、心の扉を開く」

「インサイド・アウト。内側を変えて外側を変える」

今までの大人たちは、感情を押し殺し、多くのモンスターにとらわれた末の思考にがんじがらめになっていた。しかし、これからの世界で大切とされるものは「感情価値」。自分の感情を見つめなおし、そこにはびこるモンスターを認識する。必要があればそのモンスターを取り払う。そうして心の扉を開くことで人間の魂が進化するその果てに見える世界は、自分は、とても美しく輝いて見えるものになるのではないだろうか

そして、その感情を分かち合うことで、他人にもそのパワーを分け与えることができるのではないか。モンスターに苦戦しているならばそれを誰かと分かち合うことで、その人がモンスターから解放してくれるかもしれないし、自分で打ち勝つ方法が見えてくるかもしれない…。

まとめ

以上、ここまで『ハートドリブン』がどんな本なのか、塩田さんが伝えようとしていたことが何だったのか私なりにまとめ、お伝えしてきました。

しかし、このレビューでは本の一部しかお伝えできていません。話の本筋の部分を要約したつもりですが、それはあくまでも塩田さんが自身の経験から編み出した独自の哲学の部分です。このレビューでは塩田さんの人生という旅路とその中で感じた感情や苦悩の部分が含まれていません。なぜかというと、これは他人が文章でつづっても到底伝えることができないものだと思ったからです。本人の感情は本人の文章で読むことが最も大切で、心に響くものだと私は思います。

最初にお伝えしたように、この本は”感じて、分かち合う”本なんです。塩田さんが自身の体験を分け合わず、このレビューでつづった哲学の部分しか読者に伝えようとしていなかったとしたら、私はこんな熱い思いでこの記事を書くことはなかったでしょう。ですので、この記事を読んで少しでも興味を持たれた方は実際にこの本を手に取り、塩田さんの分かち合いを受け取ってみてください。きっと、心がすっきりすると思います。(笑)

最後に、私のこの本の要約を本の帯コメント風につづって終わりたいと思います。

ありがとうございました!!

『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力』 とは

塩田元規が人生という旅路の中で辿りついた、自分の心(ハート)に目を向け、魂を進化させることで、その人は輝くという事実。 感情こそが価値のある世界がいま目の前にある!!

 

 

 

 

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コメント

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